ライオンのかぶりもの製作過程3〜ボア貼り編〜
こんにちは、かものはしです。
ライオンのかぶりもの製作過程第3回目の今回は、前回作ったマスクのベースにいよいよボアを貼り付けていきたいと思います。この段階で、ようやく普段見るライオンらしさが出てきます。裸のライオンさんに毛が生えていく様子をご覧ください。
ちなみに、前回の製作過程の様子はこちらになります。
kamonohashizokei.hatenablog.com
kamonohashizokei.hatenablog.com
こちら、前回つくったシリコン型で抜いたウレタン樹脂のベースです。ボアを貼るとだいぶディティールが甘くなってしまうので、溝の奥の方までしっかり接着しながらベースの造形を生かしていきます。
生地と生地のつなぎ目などは特に目立ちやすいので、毛の流れが逆になったりしないよう気をつけます。目周り、耳の奥などはなかなか厄介ですが頑張って貼り付けます。
たてがみもついて、毛の長さを調整しています。形はもうほとんどライオンになりました。塗装前のこの段階だと、ホワイトライオンみたいですね。
事前に作っていたオスライオンとホワイトライオン夫妻のショット。こうやって並ぶと賑やな感じが動物園っぽくて良いですね。同じ型、同じ方法で作っていますが、一体一体気持ちを込めて作っているので、ここまでくるとなんとなく個性が出てきます。
あくまでなんとなく、ですが・・・。
なんとなく、気が強そう。なんとなく、引っ込み思案かな・・・みたいな。この中だと茶色のオスライオンがボスっぽいですね。
ボアの貼り方、毛のカットの仕方など、少しのバランスでまた雰囲気も変わってきます。もちろんクオリティが下がるような作り方はダメですが、僕は一体一体がちゃんと生きていてほしいと気持ちを込めながら作っているので、この個性は手作りの醍醐味だな、と思っています。
さあ、次回はいよいよ塗装に入りたいと思います!